成長率を想定しない試算なんか意味ないよ


基礎年金「税方式」なら、消費税率3.5—12%上げ・国民会議(日経ネット)

 ああ、こうして増税やむなしみたいな世論が形成されていくんだな。結局、こうした長期の予測って、その間の経済成長率をどう想定するかで、大きく違ってくるんだよな。だから名目で何パーセントの成長があるかということのほうが重要。だったら、増税とかどうやりくりするかを論議するより、成長率を上げることを考えたほうがが手っとり早い。でも「経済成長もうムリ教(「失われた10年」はバブルに踊った罰じゃ〜)」がハバをきかしている日本では、理解されない。


経団連、基礎年金改革で税方式を提言 (日経ネット)

 少子化で現役が高齢世代を支える今の保険料制度にほころびが出ている点を強調。社会保険庁の不祥事も踏まえ、「(年金・介護・医療の制度は)保険料負担から税負担にシフトすることが求められる」との見解を示した。
 年金制度では基礎部分を税でまかなうよう要請。「目的税化すれば財源と給付の関係が明確になり国民の安心にもつながる」として、保険料でなく消費税を財源にした制度に移行するよう求めた。

 財界は財界で、社会保険料の企業負担を減らすことしか考えてない。でも法人税率もそうだけど、企業の負担を減らして国際競争力w向上ってのは、相当胡散臭い。その分を一般国民が負担すれば、総需要にマイナスになるだけだから。