消費者物価指数に技術革新の要素を

 
 きょうのWBS、解説は五十嵐敬喜氏。前日発表になった消費者物価指数についてコメントしていた。IT関連などの製品はつねに技術革新が起こっていて、たとえば同じパソコンが同価格でもより性能が向上していることが多い。で、それは値下がりと同じことだから、物価指数に反映させるべきだというような話だった。たしかに工業製品の性能向上分というのは、物価指数の上方バイアスのひとつだ。これが観測可能ならやったほうがいいとは思うけど、できるのかな? やってやれないことはないか……。

 あと、財政審の消費税論議に関連して、

五十嵐:「個人的には(消費税は)目的税にはしないほうがいいと思います」
小 谷:「え? あ、そうなんですか」
五十嵐:「医療費が増えるたびに増税、となりかねないですから」
小 谷:「……(なるほどという表情)」

なんてやりとりもあった。消費税に関しては、昨日のエントリで書いた高橋洋一氏の新書でも、目的税化案は、財務省が地方に権限をわたさないための方便だとか言ってたな。つまり、消費税は基本的に地方税であるべきだってことだね。