ああ、高橋先生の講義を受けたかった……
- 作者: 高橋洋一
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2008/05/20
- メディア: 新書
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インタビュー形式の語り下ろしは、非常に読みやすく、最近の話題(霞ヶ関埋蔵金、道路特定財源、後期高齢者医療制度)を易しく説きつつ、その根拠となる経済理論の解説につなげていく。マンデル・フレミング理論のこれ以上わかりやすい解説にはお目にかかったことがない。自分の学部生時代にこんな先生の講義を受けることができたら、とつくづく思った。
本書の趣旨としては、埋蔵金とかの話題の背景を当事者が語るというジャーナリスティックな面のほうが大事かもしれない(あたりまえだが他に語れる人が居ないからね)が、その意味でも抜群に面白い。帯の惹句にもある通り、高校生なら読めるだろう。もちろん日銀マンでも大丈夫だw