法人税は下げなくていい

 
 最近注目のテレ東WBS五十嵐敬喜氏。番組最後に「五十嵐敬喜の提言」というコーナーがあるんだが、きょうも振るっていた。それがタイトルの「法人税は下げなくていい」。キタ━━━━━━(゜∀゜)━━━━━━!!!!って感じ。
 五十嵐氏によれば、法人税を下げるなら「何のために下げるか」を明確にせよ、とのこと。で、巷間よく言われる減税論を撃破していく。

  1. 企業の利益のうち、内部留保の多さ(裏返せば労働分配率の低さ)が批判されているのに、減税でさらに内部留保を増やす必要があるのか? 
  2. 法人税率が高いと企業が海外に逃げる→海外進出企業も日本企業である限り、差額を日本でも納税している=負担率は同じ。
  3. 外資系企業を呼び込むために減税→昨今の買収防衛策の隆盛を見れば矛盾は明らか。

と、このとおりバッサリ。聞く側の小谷キャスターも、以前は五十嵐氏のこの空気読まなさに明らかに戸惑っていたが、近頃だんだん心酔しはじめたらしく、今日なんか「五十嵐さんって、みんながみんな『こうだ!』ってある方向を向いてるときに、ちょっと違う方向からものを仰る方ですよねぇ」とか言ってたw。

 WBSのコメンテーターって、ミラーマンが有名だけど、ほかにも各種トンデモ系(構造改革シバキ上げ系ほか多数)を取り揃えていて、夜ごと電波ゆんゆんだったんだけどね。
 そんな、まともな発言をする人ほどテレビでは生きていけない今の状況のなかで、五十嵐敬喜氏は、ひとつひとつのニュースに対して的確にしかも懇切丁寧に解説or反駁(こっちが面白いんだw)できるコメンテーター。これは全メディアをひっくるめて見ても貴重だと思うので、これからもしっかりヲチしていこうと思う。ちゃんと応援してないといつパージされてしまうかもわからないからねww。