サラ金フルボッコだな


 どうも調子が悪くて長文書けそうにないので、メモだけ。

サラ金VS自治体バトル過熱(asahi.com)
 自治体と消費者金融が「取引記録の開示」をめぐって攻防を繰り広げている。自治体の狙いは、消費者金融の借り手が滞納している地方税の徴税。借り手から消費者金融への「過払い金」に目をつけて取引記録の開示を求めたのに対し、消費者金融側は「個人情報保護」を盾に防戦。自治体が刑事告発などを検討する動きもある。
(中略)
 ただでさえ過払い金の返済で業績が低迷している消費者金融側は、自治体の請求に抵抗。「取引記録は個人情報」という名分を盾に「本人の委任状がないと応じられない」とつっぱねる例が多い。
 これに対し、自治体側は「同意書や委任状を消費者金融から求められる筋合いはない」と主張。地方税に準用される国税徴収法が「滞納者に債権や債務を持つ人に徴税者が質問・検査できる」とし、罰則もあるからだ。

 ……それにしてもサラ金は四面楚歌だな。


「同意書や委任状を消費者金融から求められる筋合いはない」


 この辺に「サラ金ごときに」といわんばかりの上から目線を感じるね。そもそも「過払い金」なんてものが、遡及的で法理論的にも不当なもの。さらにいえば「過払い」の根拠である、上限金利じたいが価格統制的で、ナンセンスなんだから。
 先日のエントリ(グレーゾーン金利規制って、やっぱり間違いだったんじゃね?@犯罪統計資料)にも書いた通り、過払い金を取り返した結果、サラ金で借りられなくなった債務者たちが闇金融に流れてる。これが社会問題化したら誰がこんどは責任とるんだろうね。