だめだこりゃorz【◯人目】

 
日経ビジネスオンライン後藤田正純氏(水野真紀のダンナでしたっけ)が、「公取に価格規制させて物価上昇→デフレ解消」とかおっしゃってたので、ネタにしようと思ってたら、すでにBaatarism氏がエントリにしてましたね。だからおそらく本日何人目かの後追いです。そしてエントリ後半にこんな一文が。

後藤田氏が中心的役割を果たした貸金業法改正も、お金を貸すときの価格である利率を制限する法改正であり、やはり市場を否定する考え方です。
後藤田正純氏は反市場主義者?(Baatarismの溜息通信)

サラ金グレーゾーン金利規制も主犯こいつかよ……インタビューでやたらと言及してたが、単なる自慢かい。疑問の余地なく反市場主義者だね。資本主義が嫌なら日本から出て行きなさい!(@よしりん)ww


もう一つ後追い。韓リフ先生が取り上げておられた「ニューズウィーク」のピーター・タスカ氏の記事。現在の「日本売り」の第一の原因は、消費の拡大を図ることなく対外輸出に頼る、「世界経済の成長にただ乗り戦略」がもう続かないと市場に見透かされていることだという。また株主価値を認めない日本企業のありかたなども問題だと。ここまでならまあ普通に感心、って程度ですが、ここからが凄い。慧眼にもその根底には、資本主義への嫌悪感があると看破する。 

日本の問題は経済よりも根が深い。消費を嫌う禁欲的な政策、メディアの企業叩き、もの言う株主への拒否反応ーーどれも同じ病気の症例である。
日本株の低迷は自業自得だ(ニューズウィーク日本版:2008.2.6号)

うーん、すごいっすね……。とりあえず誤答だ氏は、この記事を100回(ry
タスカ氏については以前、日韓の歴史認識問題に関する記事でも、その慧眼ぶりは知っていたけど。ちなみにこれ。

日本が誠意をもって過去の過ちをわびれば、韓国、さらには中国との関係が改善するのか。そうした考え方は、因果関係を見誤っている。歴史が戦略的緊張を生み出すのではなく、現在の戦略的緊張が歴史問題を生み出すのだ。
日韓関係にひそむ危険な「純愛幻想」(ニューズウィーク日本版:2005.3.16号)

引用しちゃったけど、このくらいならいいよね……。あ、ちなみにどっちの号もちゃんと購入したものですよ。2月6日号の法医学関係の記事も面白いよ。(と、自発的に宣伝してみる……)