食糧危機って、欧米の農業補助金のせいじゃないの?

クローズアップ2008:穀物急騰、途上国を直撃(毎日.jp)


 国連食糧農業機関(FAO)は最貧国の07〜08年の穀物輸入代金が前期比56%増加すると予測する。国際通貨基金IMF)のストロスカーン専務理事は「このまま高騰が続けば、戦争の危険を含めたひどい結果に世界は直面する」と警告。潘基文(バンギムン)国連事務総長は各国首脳を集め「食糧サミット」を6月に開く方向で検討を始めた。
 事態を重くみた先進国も動き出した。サルコジ仏大統領は18日、「直ちに食糧安全保障を強化しなくてはならない」と述べ、仏が今年度の緊急食糧援助に昨年度比2倍の6000万ユーロ(約98億円)を計上すると表明。米政府もすでに最貧国に2億ドルの拠出を打ち出している。
 食糧価格高騰が途上国を直撃するのは「先進国では食費が家庭の支出に占める割合は1〜2割であるのに対し、途上国では6〜8割にも達する」(FAO)ためだ。国連の専門家グループは途上国で教育費など「未来への投資」のカットに直結し、長期的な悪影響を与えると指摘する。
 一方、世界有数の小麦生産国カザフスタンは15日、自国での物価上昇に対応するため9月まで小麦の輸出禁止を決定。ベトナムはコメの輸出禁止措置を6月まで延長することを決めた。
 世界食糧計画(WFP)によると、援助用の食糧価格が約1年で5割も上昇。確保が困難になっている。欧州委員会のマンデルソン委員は17日、「世界が食糧安全保障の幻を追うなら、保護貿易主義の連鎖を引き起こしかねない」と生産国を批判した。

 保護貿易主義は、農業補助金ジャブジャブのあんたらのほうだろ。