困ったひとびと

「そういう(田舎のすみっこ=筆者註)ところを選んで住んでいるのだから、国はそうしたわがままな人たちに対して、サービスを提供する必要はない」という考え方もある。いわゆる「無駄な道路論」というのは突き詰めればここに達するはずなのだが、たいてい無駄な道路を糾弾する人たちは、無駄な道路を使わないと生活できない人を糾弾しない。エエカッコしいなんだろうな。

無駄な道路をつくるな(深夜のシマネコBlog)

エエカッコしいではなくて、ただなんも考えていないだけでは。
前にも書いたが、道路特定財源を批判する勢力(民主党)は、無駄な道路をつくるなと言う一方で、地方分権だの市民の草の根の連帯から活力を生み出そう!とか主張する。「分権」とは、もちろん地方が財政的に自立するってことだよね。え、交付金はしっかりもらうの? それで「分権」?
ま、どっちにしろそんなことはただの妄想で、それがわかってるから、地方分権だの市民(ryとか、空疎なレトリックを用いて、田舎者にも都市リベラル派にもいい顔しようとしてるだけなんだと理解していた。いや理解しようとしていた。仮にもあの小沢一郎が仕切っている政党が、そんなこともわからないとは思えない。今だけ田舎にも色目つかっといて、次の選挙で勝って政権穫ったら、とっとと議員定数いじって都市型政党にリニューアルし地方は(ryぐらいに思ってるもんだと。
でも違うみたいだ。「無知な上にそのことに無自覚だから」ということで説明がついてしまいそうだ。