北朝鮮がミサイル発射。「韓国へのいらだち」とはイミフな……


むしろ背景にあるのは、先日のエントリでも書いた、イラン・シリアとの「核コネクション疑惑」だろう。

北朝鮮が短距離ミサイル発射=核無力化への「深刻な影響」も警告(時事ドットコム)
ミサイル発射に合わせるかのように、北朝鮮外務省スポークスマンは28日、核問題と関連して談話を発表し、米国が指摘するウラン濃縮やシリアへの核協力を改めて完全に否定。「米国が無いものをねつ造し、核問題の解決を遅らせるなら、核施設の無能力化にも深刻な影響を及ぼすことになる」と、無能力化作業を停止させる可能性も示唆した。

こんな記事も。ほほう……。

北朝鮮、短距離ミサイル発射 核開発は改めて否定(asahi.com)
北朝鮮は今月、ジュネーブで開かれた米朝協議でもウラン核開発と(註:シリアへの)核拡散を否定。談話で「交渉すればするほど、ブッシュ政権の態度は我々を失望させている」とし、さらに態度を硬化させた。

アメリカは、北朝鮮にかなり強い疑惑を抱いているようだ。今のところ、時事と朝日以外のメディアは、ミサイル発射は李明博政権へのいらだちの表れ、というふうに分析?しているがちょっと意味不明。むしろ、核関連の疑惑にからんで米中(あるいはロシアも?)に牽制球くらいの感じなのではないかと。