今年一番の映画

 これは、4月に観にいったもの。C・カウフマンの脚本ということで期待していったのですが期待通り良かったです。ジム・キャリーがいつもと正反対の内気な男を演じているのだが、違和感はなし。相手役のケイト・ウィンスレットは、見た目がやや《おっかさん》だったものの、よくやっていたと思う。カップルとかで観にいってもそれぞれに感情移入できるのではないかな?
 久しぶりに映画でウルウルきてしまったのは、主演のふたりが、凍った河のうえに寝転んで夜空を見上げるシーン。見つめ合うんじゃなくてふたりで同じ方向を見る……これがいい。なぜといわれても答えようがないんだが……。
 この作品、海外ではかなり当たったらしいが、日本ではいまいちのよう。ブッキングの仕方がまずかった(これは受け売り)こともあるんだろうが、今の日本では、30代の男女の「ふつうの」恋愛ものを見たいと思う人が少ないのかもしれない。
 まだ一年の半分も過ぎてないけど本作を、マイ今年ベストワン映画に決定。