最悪 orz

麻生氏は「俺には経営者感覚がある」と自賛するが、実は麻生氏くらい経済政策がぶれ続けた政治家も珍しい。生来の持論は高度成長期の財政出動万能主義が基本と見られるが、小泉人気に沸いた01年総裁選で構造改革路線に調子を合わせ、選挙後に政調会長に起用された。竹中平蔵経済財政相(当時)の市場万能主義路線に反発した青木氏らは、麻生氏に調整役を期待したが、事務所に日参した竹中氏に籠絡され、失望した青木氏から「見損なった」と1時間以上も面罵されたことがある。
郵政民営化も元は反対だったが、流れと見るや豹変。そこで小泉元首相から総務相に起用されて本気度を試されたが、やはり官僚になびいて民営化をサボタージュしたので竹中氏と交代させられた。他の政策課題でも、政治情勢に応じてコロコロ変わる麻生氏の主張遍歴をたどると、時の政治強者に迎合し、ポストにありつくため変節を繰り返してきたかに見える。


quote a sentence from:FACTA online | 危うい麻生「禅譲」戦略:出だしからベランメエで大はしゃぎ。「禅譲密約」説はあてにならず、ダークホースの与謝野が急浮上しそう。


たしかに以前は、麻生閣下の経済政策に期待したこともあったっけなあ。ほんの一瞬だけどw

今回、財政出動万能論をぶちあげるのは、解散政局の主導権を握る公明党の歓心を買うためだが、中川氏ら「上げ潮」派と与謝野氏ら「増税」派は、どちらも財政再建の必要性では一致しており、麻生氏の主張は「盟友」と頼む与謝野氏とも異なる。当事者能力を失った福田首相「成長は無理、増税も無理、景気対策は必要、財政規律も必要」という至難の命題を、当代切っての「政策調整名人」与謝野氏に丸投げした。今後の政策決定過程では、麻生氏もしょせんは調整される側の一人にとどまり、与謝野氏が政府・与党全体の要となっていくだろう。


で、"至難の命題"とやらを与謝野氏が解くと、どういうことになるか。つうか命題の設定がそもそも間違ってるんですが。こりゃほんとに日本オワタになりかねんな。